「学認」の利用について
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「学認」とは?

「学認:GakuNin」(正式名称は「学術認証フェデレーション」)は、学術e-リソースを利用する大学、学術e-リソースを提供する機関・出版社等から構成された連合体のことです。各機関は「学認」が定めた規程(ポリシー)を信頼しあうことで、相互に認証連携を実現することが可能となります。

認証連携を実現することができれば、学内でのシングルサインオン(一つのID・パスワードであらゆるシステムが利用可能であること)を実現することが可能になるとともに、他大学や商用のサービスにおいても、1つのパスワードを利用し、かつID・パスワードの再入力を行わずに利用できる環境を実現することができます。例えば、他大学の無線LANをいつも大学で使用しているIDとパスワードで利用することができ、かつ自大学が契約している電子ジャーナルへシームレスにアクセスすることも可能となります。学術認証フェデレーションを利用することの詳細な利点については、こちら(Shibbolethによる学術認証フェデレーションへの参加メリット)をご覧ください。

(註) 上記の説明は、「学認」の公式ページ(https://www.gakunin.jp/fed/)にある説明を、本学用に一部改変したものです。

「学認」への参加で受けられるサービス

熊本大学は、2013年10月30日に、「学認」の正式メンバーとして認められました。
そのため「学認」が提供するサービスを受けることができます。

「学認」が提供する代表的なものを、以下に挙げます。

これらのサービスの中には、無償ですぐに利用できるものがありますが、有償であったり、個別に申請が必要だったりなど、 さまざまな利用制限があったりしますのでご注意ください。
  1. オンラインジャーナル
    SpringerLink, ScienceDirect, OvidSP 等
    機関契約を行なっているオンラインジャーナルに対し、従来のように学内ネットワークわからアクセスしなくても、学認でのユーザ認証によって機関会員としてアクセスが可能になります。
  2. 電子レポジトリ、文献検索
    CiNii, NII-REO, Kanazawa University Data Repository, Scopus, Web of Knowledge
  3. グループウェア
    FShare(ファイル共有サービス), FaMCUs(テレビ会議多地点接続サービス), しぼすけ(スケジュール調整用グループウェア)等
  4. 学生用ソフトウェアの開発環境
    DreamSpark
    学認での認証により、本人が学生本人であることを保証すれば、Microsoft社の提供する開発環境・ツールを無償でオンライン入手可能です。
  5. 無線LAN
    Eduroam-Shib(Eduroam用一時アカウント発行サービス)
    国内外のEduroam加盟機関に設置された無線LANが利用可能となります。

学認の提供しているサービスの一覧は、 >> こちらの「サービスプロバイダー:SP」<< にあります。

「学認」を利用のための「熊本大学ID」の確認

熊本大学で「学認」を利用するためのIDは、本学の生涯IDである「熊本大学ID」です。

次のページの手順に従って、ご自身の「熊本大学ID」をご確認ください。

「熊本大学ID」のパスワードとパスワード変更

「熊本大学ID」のパスワードは、職員番号や学生番号のパスワードと同期しています。

「熊本大学ID」のパスワードを変更するには、職員番号や学生番号のパスワードを変更する下記のページで、パスワードを変更してください。
ただし、下記のパスワード変更ページで入力する「ユーザID」は、職員番号もしくは学生番号です

当然ですが、上記の「パスワード変更ページ」でパスワードを変更すると、職員番号や学生番号のパスワードだけでなくパスワード変更ページで、ユーザIDとして指定した職員番号もしくは学生番号のパスワードも変わります。 ご注意ください。

「学認」サービスの利用例 (CiNiiによる論文検索)

「学認」の利用例として、NII(国立情報学研究所)が運営している論文情報ナビゲータ CiNii(サイニィ)を、 学外から利用する方法を説明します。

CiNiiは、これまでも熊本大学の学内ネットワークからであれば、すべての機能を利用できていましたが、学外からは、限られた機能しか利用できませんでした。
今後は、「学認」対応のIDである「熊本大学ID」でCiNiiにログインすることで学外からでも CiNii のすべての機能が利用できます。
CiNiiは、次の注意を守ってご利用ください。
  • 熊大の構成員であれば原則無料で利用できます。
  • 共用PCの場合は利用後ログアウトを行って下さい。
  • 自宅で使用する場合も本人しか利用できません。
  • 熊大IDやパスワード、個人名等の情報は出版社に送信されません。
    ただし、大量ダウンロード等の不適切な利用があった場合を除きます。

CiNii を学外から利用するには、次のようにしてください。

  1. CiNii のページ (http://ci.nii.ac.jp/) に接続し、右上にある「ログイン」のリンクをクリックします。

    CiNiiのトップページ

  2. 「所属機関の学内認証システムでログインする方」にある「所属機関」の欄の右側にある上矢印をクリックし、熊本大学を選択します(下図参照)。

    login画面1

  3. 「熊本大学」を選択したら「ログイン(Login)」ボタンをクリックします。

    login画面2

  4. すると、「熊本大学統合認証システム」が画面が表示されるので、熊本大学ID(熊大ID)およびそれに対するpパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックします。
    「ユーザ名」欄に、職員番号や学生番号を入力しないよう注意してください。

    login画面2

  5. 提供されるサービスに、はじめてログインするときには、次のような送信される「ユーザ情報」に関するページや、

    送信確認画面

    次のような「使用条件」のページが表示されます(どちらか一方のこともあれば、両方表示されることもあります)。

    使用条件画面

    説明を読んで、内容に同意できたら、チェックボックスにチェックを入れてから「確認」ボタンをクリックしてください(上図参照)。
  6. ログインに成功すると、トップページの右上に「熊本大学 様」および「ログアウト」が表示されるようになります。

    login画面2

熊本大学で契約中の下記電子ジャーナルについても、順次、「学認」での利用ができるようになる予定です。
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